<心を揺さぶる上映会>FROM EAST
〜協力〜
fromEast
長野県塩尻市大門4-4-8
Tel:0263-52-0515
〜執筆者紹介〜
映画コラムニストの合木こずえです。
映画館で生まれ育ち、役者を目指して 進学し、 結局映画の仕事に戻ったはぐれ者です。
生まれた時からスク リーンの前にいるので、 数限りなく観た映画のシーンが常に頭を駆け巡り、 現実の中にそれを求めて落胆ばかりしています。

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FROM EASTは、
1995年に一旦東京を引き揚げて来たときに作った上映会です。
フランス映画やイギリス映画が大好きなので、
渋谷のBunkamuraル・シネマや銀座のシネ・スイッチ、
日比谷のシャンテ・シネなどで上映される作品を選定して、
日本映画の秀作も織り交ぜ、毎月1本〜2本、
1週間または2週間と限定して上映しています。
アクロス・ザ・ユニヴァース
11月15日(土)〜21日(金) 毎日
10:30/20:30 料金は通常と同じです。
アメリカ映画/2時間11分 監督:ジュリー・テイモア
出演:エヴァン・レイチェル・ウッド 、ジム・スタージェス、ジョー・アンダーソン


「ビートルズのあらゆる歌に貫かれている"60年代の探訪"を映画にする」構想を頭に描いたジュリー・テイモア監督(「ライオンキング」の天才演出家)は、ラブソングから政治的メッセージまで、ビートルズの楽曲を巧みに使い、この時代の若者の青春をみごとに活写した。

リバプールから父親を探すためアメリカに渡った青年ジュードは、知的な美女ルーシーに出会い、N.Yのグリニッジ・ビレッジで、 芸術家たちと共同生活を始める。恋に悩み社会に抵抗し成長してゆくジュードを中心に、時代と共に懸命に生きる孤独な人々を映し出す。
アクロス・ザ・ユニヴァース

主演は、今をときめく若手スター、ジム・スタージェス。彼の甘く張りのある歌声で「誰か僕の話を聞いてくれないか?」と始まる♪Girl♪から、予想どおり♪Lucy In The Sky With Diamonds♪のエンディングまで、計33曲以上のビートルズナンバーが、若者たちの心情を鮮明に表出する。

U2のボノや、ジョー・コッカーの出演のほか、ビッグスターのカメオ出演にもワクワクする。リンゴ・スターも大絶賛の傑作エンターテインメント。

アクロス・ザ・ユニヴァース
11月15日(土)〜21日(金) 毎日
10:30/20:30 料金は通常と同じです。
アメリカ映画/2時間11分 監督:ジュリー・テイモア


〜映画の見方メモ〜
 私の上映会には「通りすがりに時間つぶしのために、ふらっと立ち寄る」方はいません。皆さん、この日は映画を見る、と計画し、スケジュール調整し仕事や家事を片付けてわざわざ来て下さる映画ファンばかりです。ですから当然ながら携帯電話の電源は切って下さいますし、上映中の私語や物音も極力慎んでいらっしゃいます。それは映画に限らず、他人と芸術を共有する場合の最低限の決まり事です。でも芝居やコンサートを観に行くと、必ず無神経な音を出したり携帯の画面を光らせたりする方がいます。そういう方は多分プライオリティーが「そこ」にはないのでしょう。だったら来ないで下さいと言いたくなりますね。ひとつの素晴らしい芸術を他人と一緒に味わう、という歓びは、マナーを守るという思いやりがあってこその感動だと私は思います。



2008/10/20 UP